GEISAI ニュース
2009.09.01
GEISAI大学 第1シーズンの2 NIGO®先生の講演が終了致しました!

8月7日、GEISAI大学、第1シーズンの2、
『蒐集と価値』が始まりました。
第1回目、待ちに待ったNIGO®先生の講演会がスタート。

リハーサル中のNIGO®先生。
真夏の夕刻の大雨にもかかわらず、
カイカイキキギャラリーは超々満員となりました。
まずはNIGO®先生制作の「テリヤキボーイズ」のPVを上映。

そしてNIGO®先生の登場です。
チアマンから第1シーズンの2のコンセプト『蒐集と価値』の意味と
NIGO®先生招聘までのストーリーが紹介されました。
NIGO®先生
「自分はお洒落なオタクかなあと思っています。
あまりこうゆう事はやらないタイプなのですが、
今日はがんばりたいと思います。」
謙虚なジェントルなオープニング。

「アトリエから写真を撮って来たので、
皆さんにアトリエに来て頂いた様な感覚で紹介していきます。」
講演までの一週間、ご自身のコレクションを自ら撮影したと言う懲りよう。
中学生時代に生まれて始めて購入したレコード、おもちゃ等に始り、
その後の蒐集が膨大な世界へと広がってゆく様を、
順に追って進んでゆきます。
驚くべきその量と守備範囲の、ほんの一端を垣間見させて頂きます。

マクドナルドの2メートルもある風船人形や、
大量のM&Mを入れた瓶、食品サンプル群、
ポスター、
レコード、
ギター、
ビートルズ、
バットマン、
フィリックスザキャット、
スターウオーズ、
Gジャン、
車、
有名なプレミア品から、心に残った無名なおもちゃや、
果てはパチ物に至るまで、
NIGO®先生の嗜好をなぞってゆく様に、
その膨大なコレクションが紐解かれてゆきます。
こだわりのディスプレイと、合理的な陳列整理をされて、
オリジナルのケースに収納されたコレクションの品々、
その魅せる収納は、まるでインスタレーション作品の様でした。
特にオリジナルのアクリルボックスは圧巻。
レコードもジャンル、アルファベット順に整理され、
いつでも必要な物を取り出せる状態。
驚くべき事に、この量を基本的には全てご自分で、
整理されておられるそうです。

ひとつひとつのコレクションに込められた、
思い入れ、記憶の回路と共に紹介してゆかれるNIGO®先生。
その造詣の深さは、この講義ではじめて触れる人がほどんどでしょう。
こういったコレクションの蒐集から、
次の作品のアイデアを得て、
新しいクリエイションのインスピレーションへと昇華してゆく
という例を何パターンか紹介。

最後はNIGO®先生からの、
「蒐集癖に磨きをかけて、コレクターになってゆく。
その掘り下げてゆくことの面白さ。ということと、
データとしてしか物を持たない時代に、意義有り。
物を持って、実際に手に掴んで、匂いを嗅いで、
それでいて始めて、次の物が出来てくるのではないか。」
「こんなコレクシヨンも僕一代で終わり。
ウォホールのように死んだらオークションにかけたいので
そのためのカタログ造りが今のテーマです」
とは、心底アートなコンセプトを持った人生観。
恐れ入りました。
世間の中で一人歩きしているNIGO®さんのイメージと
こうした生の御本人のもつボキャブラリーとの距離は
GEISAI大学ならでは、と、言えましょう。
NIGO®先生、ありがとうございました。
次回は坂田 和實先生のレポートです。
どうぞご期待下さい。
Photo:Kurage Kikuchi
