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2013.06.27

GEISAI#18 受賞者展情報

GEISAI[ARTALK]開催!

6月22日(土)、GEISAIのUSTREAM配信、新番組、
[ARTALK](アートーク)が行われました。

今回の配信では、GEISAI寺子屋でもお馴染みの川上秀行さんが中心となり
GEISAI受賞者展の作家さんを始め、旅団の及川涼子さん、関陽さんといった方々にお集り頂き、
作品についてお話を伺い、掘り下げて行くという趣旨で進行致しました。 会場は受賞者展を開催中の二郎さんの個展会場で行いました。

今回はリラックスした雰囲気で行いたいという出演者の皆さんのご意向により
飲み物を片手に、車座になって座談会トークを行いました。

開始20分頃、PointRanking 4位の鈴木ひょっとこさんのご紹介で会場が盛り上がりをみせました。

個性的なキャラクターやGEISAIでのインスタレーションで
一躍話題となった鈴木ひょっとこさんですが、
過去作品では、日本画の手法を用いた作品等をご紹介頂き
その作品の幅の広さに、他の出演者の方々を驚かせていました。

映像と立体を併せた、対立構造を軸に置いたインスタレーション作品や、
日常のシーンを独特の目線で切り取った作品等、
その制作動機へと話は掘り下げられて行きました。

鈴木さんのトークは終始身振り手振りで分かりやすく説明され
歴史と絡めてうまく引き込んでいました。
今後制作する予定の作品では、三すくみの構造を用いた
作品制作への意欲をみせるなどますます目が離せない存在となっています。

次にご紹介したのが、PointRankingで1位を飾った藤澤洸平さん
藤澤さんの精密画や写真作品についてご紹介し、
コンセプトや制作秘話などを伺いました。

メタファーとしてのゴジラや鉄腕アトムについての話を織り交ぜながら、
作品に潜ませている、戦争や原子力等、様々なテーマの解説を行なって頂きました。

また、細密画だけでなく写真作品も制作している藤澤さんは
参考にしている作家の作品を紹介しつつ、手法を掘り下げていきました。
時代性や、作品の強度を考慮した手法を、自分自身に置き換えて
具体的にお話されていたのがとても興味深い内容でした。

画像引用:ROBERT FRANK: THE AMERICANSより
http://goo.gl/KLvEm

そして、最後に登壇されたのが、安藝貴範賞を受賞された二郎さん

その後皆さんで記念の写真撮影。
この放送のアーカイブは、以下のURLでご覧頂けます。
↓↓↓↓
http://www.ustream.tv/recorded/34757585

今回の[ARTALK]では、作品の表層的な技術やコンセプトにとどまらず、
そこに至るまでの歴史的な文脈の掘り下げを目指してトークを行いました。
次回の配信では、さらに濃い内容をご期待ください。